TOEIC-IPテストとは何か?ということが気になりますよね。
IPって何?普通の公開テストと何が違うの?
という疑問に答えます。
また、難易度の違いや就活に使えるのかについても紹介していきます。
TOEIC IPテストとは何か?公開テストとの違いは?
はじめに、「TOEIC Listening&Reading Test」は英語を読む力、英語を聞く力を測定する試験です。
このTOEIC L&Rテストは2つの制度が存在します。
それが、公開テストとIPテストです。
IPテストは「団体特別受験制度(IP:Institutional Program)」のことを指しています。
TOEIC-IPテストとは?
IPテストは、団体向けのTOEICテストのことです。学校や企業など各団体ごとに受験日、試験会場などを独自に設定し、テストを受験することができます。
IPテストの一番の特徴は、公開テストの問題を再利用しているという点です。
公開テストでは、試験ごとに新しい問題が用意されます。
しかし、IPテストでは、過去に公開テストで出題された問題が出ます。
そのため、公開テストを毎回受けている人などは同じ問題を解くことになります。
TOEIC-IPテストと公開テストの違いは?
IPテストと公開テストの違いはいくつかあります。
以下の表にIPテストと公開テストの違いをまとめました。
IPテスト | 公開テスト | |
試験問題 | 公開テストの過去問題の再利用 | 新しい問題 |
受験料 | 4,155円(税込)×受験者数 | 5,725円(税込)×申込者数 |
試験会場 | 学校や会社など団体ごとに設定 | (一財)国際ビジネスコミュニケーション協会が指定 |
試験日 | 年間スケジュールから試験日を選択 (年10回/1・3・4・5・6・7・9・10・11・12月) |
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受験人数 | 10名以上 | |
申込方法 | 団体で行う(インターネット・FAX) | 個人で行う(インターネット) |
試験の運営・管理 | 団体の担当者 | 国際ビジネスコミュニケーション協会 |
テスト結果 |
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結果発送予定日 | テスト資材受領から5営業日後 | 試験日から30日以内 |
申込者 | 団体の担当 | |
受験料の支払い |
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TOEIC-IPテストの難易度は?公開テストと比べて簡単か?難しいか?
TOEIC-IPテストは、公開テストの過去問題を利用していると言いました。
そのため、IPテストと公開テストの難易度が大きく違うということはありえません。
基本的には、同じ難易度です。
ただ、過去問題を利用するため一度問題を解いたことがある人にとっては簡単です。
英語の本文を読まなくても解答が分かってしまいますから。
しかし、そうはいっても、ほとんど点数への影響は出ません。
TOEICL&Rテストは全部で200問。
IPテストは、過去に行われた何十回もの公開テストからランダムに問題を作っています。
そのため、昔解いた問題が、IPテストに出題されることはそんなに多くありません。
年に数回、テストを受けるくらいなら、ほぼ同じ問題にあたることはないです。
さらに、TOEICテストは問題用紙の持ち帰りが禁止、かつ解答の発表が行われません。
なので、問題を仮に覚えていたとしても、昔解いた答えが本当にあっているのか?が分からないということです。
つまり、過去に解いた問題が間違えていた場合、再びIPテストで同じ問題にあたっても間違えてしまうケースが多いということです。
もちろん、受験者の実力が上がっていれば解けると思いますが、その場合は再び問題をちゃんと読む必要があります。
したがって、TOEIC-IPテストと公開テストの難易度の差はないと言えます。
TOEIC-IPテストは就活で使える?
TOEIC-IPテストの結果は就活で使用できるのか?ということですが......
結論から言うと、使用できます。
ただ、企業によって多少違いがあります。
企業によっては、公開テストの結果しか参考にしない企業、IPテストの結果しか参考にしない企業があります。
詳しくはこちらに。 就活で必要なTOEICのスコアはどれくらいなのか、を知っていますか? グローバル化が進む中で、企業や会社は新入社員に英語力を求めています。 就活で有利になるTOEICの点数の目安や基準を紹介します。 ... 続きを見る
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https://st-english.com/toeic-score-company-demand-advantageous/
そのため、自分が受ける企業はどういう方針なのかを確認するのがおすすめです。
まとめ
まとめ
・TOEIC-IPテストと公開テストの違いは、基本的には、団体利用か個人利用か。
・TOEIC-IPテストと公開テストの難易度の違いは、ない。
・TOEIC-IPテストは就活に原則利用できるが、一部利用できないこともある。
最後まで読んでいただきありがとうございました。